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錆びた貨物列車

遮断機のまえで 通り過ぎる貨物列車を待つ 何時間かのち あのひとの街を通るとき この錆びた列車を 見るひとがいるだろうか Copyright (C) toui. All Rights Reserved. ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^…
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シーサイドホテル

夜明け近くになって たどりついたホテルのテラス窓 生まれたての紺碧に広がる海に向かって 裸で立つのは すがすがしくも けだるく 誰かに見られてそうだと カーテンを身体に巻きつけたきみは 何日か経ったあと 知らない誰かと 海の向こうに旅立った …
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蛍の恋

せつなさも 哀しみもない ましてや よろこびなんか 嬉しさなんかもない ふりかえって見れば 遠くになった 始まりも ただの思い過し だから 終わりなんてものもない なんにもなくていいのだけど せめて 涙ぐらいは 流させて …
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空港ターミナル

しのびなく 見送りしたものの とり残されたは 自分の方 Copyright (C) toui. All Rights Reserved. ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ↓心の扉…
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コントロール

ときどき 想いを 熱くしてみる そして 燃えないように 冷やしてもみる 大人になると そんなことも できるようになる Copyright (C) toui. All Rights Reserved. ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^…
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言葉の葬列

言いそびれた言葉 いまも 深い海を彷徨う 置き忘れた言葉 とっくに 誰かが片付けた 過ぎた日の古新聞のように 言葉は いつか色褪せた 過去は いつから過去になる Copyright (C) toui. All Rights Reserv…
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のら猫のブルース

灰色にみえる。 汚れを洗い流せば、たぶん、白い猫。 路地裏にたたずむ。 こうしてる方が、生きやすいのよ。 強がりばかり、言っている。 何を食べているのか、いないのか。 ときおり、腹を空かせたように よろめいている。 一度、 雨に濡れた姿をみた。 白く濡れて …
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遠心力

気がついたら 握る力が ゆるくなっていた 弱々しい手には 喪失したような 脱力感 もう片方の手を なにかに引っ張られているのか そんなのわからないし どっちでもいいのだけど 疲れた手は 握りなおすふうでもない 聞かないよ このまま放すよ …
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鼻鳴き犬

微笑みかけられただけで 自分でも情けないくらいに嬉しがっている しっぽがあったら ぐるぐる振っていることだろう 鼻できゅんきゅん鳴きながら Copyright (C) toui. All Rights Reserved. ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^…
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舞台のセリフ

話題の選択、 一言一句のチョイスが勝負。 それと会話の間。 タイミング。 失敗すれば 二度と挽回のチャンスもない、生舞台。 なんであんなことを言っちゃったんだろう。 もっと気の効いたアドリブだって言えたのに。 眠れずに、 言えなかったセリフを 何度も繰り返す。 …
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帰途

 夢を 見ていました。  起こされて 気がついた。  たのしかった。  ぼくに 足りない心を  満たしてくれた。  幸せでした、ありがとう。  もう、  帰ります。 Copyright (C) toui. All Rights Reserved. ^^^ …
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時間の化石

いいわけにしか 聞こえないだろうけど ぼくに欲しかったものが きみには邪魔だったんだ いまでは 道端の 石ころになって 誰かに 蹴り転がされているけれど Copyright (C) toui. All Rights Reserved. ^^^ ^^^ ^^^ ^^^…
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ひとみしりの花

ひと知れず どこかの奥の山で ひっそり咲いている花も あるだろう その下で 酒が呑まれることもなく 喧騒が囲むこともなく ただ 誰に春を伝えることなく 黙って咲いていることだろう Copyright (C) toui. All Rights Rese…
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白いシーツの下

白いシーツに くるまったまま きついことを 言ってしまった きみが 未熟なこと 至らないこと 甘いこと そして それを しらないこと 白いシーツの下は 甘い きみの裸 そして ぼくだって裸 Copyright (C) toui. All Righ…
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・・・ようにみえた

肺が からっぽになるほどの 深いため息に 一輪ざしの 花が揺られた 身体の中の すべての邪を浴びて 揺れ終わった 花は しぼんだように 見えた '94. 2.17 再編集 Copyright (C) toui. All Rights Reserved. ^^^ ^^…
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白雪蝶

雪のなかを 蝶が舞う 雪の粉が 擦れるたび 羽音が ささやく どこで 生まれたの どこへ 行くの 窓を開けて あたたかい部屋へ招くけど 羽音は風に流され 雪のなかに 溶けていった 冷えきった 部屋が残された Copyright (C) toui. …
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ナイトメア

雨降る夜毎に あらわれて オイラの目を こじ開ける 白い身体を くねらせて 声なく つぶやく 息を殺した 静寂と 時計の針は 逆回り 宙をさまよう 視線で 雨音のように つぶやく 夜が崩れてしまう前に ひとつだけ おしえてくれ 冷たい身体で 求める姿は …
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並木通り

あなたと私は 同じだという きみとぼくとは 違うという 初秋の頃 手をつないで歩いた 並木通り 長い影が 過ぎた夏のかげろうのように ゆらゆら 揺らいで 消えようとしていました Copyright (C) toui. All Right…
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シークレット・アバンチュール

アノコ ハ 恋 ノ 秘密主義者 恋愛思想 ニ オケル 確信犯 ボク ノ ナイーブ ハ 犯サレタ 諜報部員 ハ 机 ノ 上 ノ 万年筆 匿住所 ノ メッセージ ボク ノ ナイーブ ハ 犯サレタ 薄闇 ニ ツツマレ 人通リ ガ 途絶エテ カラ ノ アイアイ傘 真夜中 ノ…
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夏の終わりの風は吐息のように

夏の切れ間 秋のように 涼しい夜 ぼくは 読書にふける 心のペエジ あのひとの扉 めくって見たもの 甘く せつない 夏の雫 少し 身震いをした 夏の切れ間 秋のように 涼しい夜 夏の雫を 舌で掬い ぼくは 食欲をおぼえる …
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時間の顔

いやあ 驚いたね 偶然って あるもんだね 知ってる名前を 聞いたからね つい なつかしくなって 顔を のぞいてみたんだ そしたら そこにあるのは まったく 知らない顔だったね その場に とどまるってのは 意外と むずかしいものなんだ ほんとに 驚いたね …
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水枯れ天の川

いや、近くまで来たから 立ち寄ってみただけ。 待ち合わせ場所は、ここだったから。 約束なんて、一度 雨が降れば 流される。 君がもう 待っていないことを 確かめたかっただけさ。 2009/09/06掲載分 改題 Copyright (C) toui. …
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月夜の媚薬

夜は魔力 魔法の媚薬 研ぎ澄まされた慕情は ひときわ強い意志をまとい 星は またたきを ためらい 月の引力に惹かれるように 記憶の片端のひとに ふいに 想いを馳せて 私のなかのスクリーンのあなたは 暗夜の海へ漕ぎ出す ひとすじの白い風が吹き 雲が月を覆ったとき 媚薬の効力に気付く …
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シルクサテンのハンカチ

きみが貸してくれたハンカチを ごめん。 どこかへ落としてしまったんだ。 今ごろ、この雨に濡れているだろうか。 人ごみのなか、靴に踏まれているだろうか。 買って返せばいいのだろうけど そうではないよね。 気にしてないよ、と笑うけど ごめん。 どこかへ落としてしまったんだ。 …
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通学路

ランドセルを しょって 走った通学路は 思い出の地図の中 田んぼの あぜ道 草をかき分け 通学路 水たまりを 飛び越して 通学路 道なき道を歩いた 通学路 今はもう はずせない 道から眺める 通学路 Copyright (C) toui…
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夜半の湖畔

夜半の湖畔で みなもに映る こころの模様 月の灯りに ときおり照らされるだけ 波立っているのか おだやかなのか その色がわからない 目が慣れるのを待つか 朝まで待つか きみはとなりで あくびをしている Copyright (C) toui. …
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都会の雨

想いは 夏の午後の 天気雨 アスファルトの きみの胸をたたく ただ 水けむりをあげ 側溝をさがして 流れてゆく Copyright (C) toui. All Rights Reserved. ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ …
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港にて

港で 夜を眺めた。 ちゃぽ ちゃぽ 波が揺れる音が ささやくように 話しかけるだけ。 ぼくは 誰も知らない ここにいる。 Copyright (C) toui. All Rights Reserved. ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^…
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夏の空は行方知らず

身の周りを 整理して おもてに出てみる。 梅雨明けの空 薄目を開けて 手をかざす。 行方には 青い空 白い入道雲 赤い太陽 黒い雷鳴 透きとおる夕立ち。 これから先 海パン一枚 裸で歩く。 Copyright (C) toui.…
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レイトショー

夜空に向かって 話しかけながら ひとり歩く 映画の帰り Copyright (C) toui. All Rights Reserved. ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ^^^ ↓心の扉をノックしてくだされば嬉しい…
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